3)入院・手術 [病気のこと1:手術〜化学療法]
昨日は久しぶりに森からきれいな夕日を見ました。
今朝はお花にお水を・・・♪
入院中できなかった落ち葉はきやらチューリップの植え替え・・・
だんちゃんがみんなやってくれました。
今こうして玄関にお花があるのは旦那様のおかげです。
いろいろと忙しかったのにスゴイぞ!偉いぞ!
入院中は大変お世話になりました。
まだしばらくはよろしくおねがいします。
・・・と、ゴマをスリスリ〜〜〜
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今日は手術までのお話です。
なかなか話が先に進まなくてごめんなさいねm(__)m
入院生活は苦痛もありましたが結構楽しかった気もします。
苦痛だった事って体の痛みと共にに忘れてしまうんですね・・・きっと。
入院中のメモを見ながら思い出して記録してます。
12月12日午前10時、入院手続きが終わって病棟に行くと番号と生年月日、
バーコードの付いたリストバンドを付けられます。これは退院するまで外せません。
細かい検査を済ませると、午後主治医から手術前のお話があるとのことでカンファレンスルームに呼ばれました。
入院前の検査結果が出たことによる手術内容の詳細決定と手術による後遺症のお話でした。
自分としては、既にいろいろ先走って質問していたので1つ1つ復習する感じでいました。
以下検査結果をまとめたものです。
興味ない方はとばしちゃって。(^^)b
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●細胞診・組織診によるクラス・・・Ⅲ
●術前の進行期・・・・・・・・・・子宮頸癌/類内膜腺癌1b-1期(G3)
●腫瘍マーカー・・・・・・・・・・CA125/14(腫瘍マーカーは出ない場合も多いそうです。)
このときはじめて頸部腫瘍らしきものの1部は良性であったこと、頸部奥(体部に近い部分)にある腫瘍から悪性細胞(類内膜腺癌/G3)が見付かっていること、位置と細胞の種類から体癌の可能性もあるということを聞きました。
広汎手術によっておこる可能性のある後遺症としては下記3点セット
●卵巣を取る事によっておこる欠落症状(=更年期障害)
●リンパ浮腫
この病院で同手術を受けた患者さんで浮腫になった人は全体の10%だと聞く。
(予防のためのリンパマッサージ法等についてのトレーニングを看護師さんがしてくれます。
患者さんへの説明用DVDまで作成していてわかりやすかったです。)
●排便・排尿障害
これもひとそれぞれで術後の訓練である程度改善出来ると思うけれど改善されない場合でも
自己導尿等方法はあります。
術後の追加治療等は病理結果を見て判断するというお話でした。
(体がんの場合は頸癌と違って病理結果後の診断で進行期が確定します。)
手術に関わる事、使う薬や麻酔・輸血等たくさんの同意書にサインをしました。
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私の病院では主治医の他、病棟での担当医はベテラン先生から若い先生まで3人の先生が付きます。
毎日少なくとも2名の担当医が時間差で朝・夕回診、体調を聞きにきてくれます。
看護師さんはチームに分かれていて3交代制で毎日担当が変わりますが、各患者の状況を全体で把握してくれているのでとても心強いです。
しかもみんな若い、キレイ、優しい〜白衣の天使たち!!!
必ず1人くらいは苦手なタイプっているもの・・・と覚悟していたのに・・・パーフェクトでした。
これはすごい事ですよね。
最悪だったのは病棟・・・すごーく古いので・・・トイレによってはヒモをひっぱるタイプがまだあるんですぅぅぅ・・・知ってる?(号泣)
この病院で30年前に出産したという経験の持ち主がお見舞いにきてくださいました。
「あら、この病棟ぜんぜん変わってないわ〜」
・・・だそうです(ーー;)ソコは変わっててほしいところだゾ・・・
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手術の3日前から腸注食(漢字合ってるんだろうか?)がはじまります。
腸の中をきれいにしておく必要があるので消化の良いものだけになります。
おかゆ・豆腐・白身の魚・ゆでたまご高カロリージュース・・・そんな内容です。
野菜やフルーツなど繊維の残るものはダメ。(T-T)生野菜食べたかったナ・・・
そして夜は大量の下剤(T-T)朝はトイレとオトモダチです。
そして18日・・・いよいよ手術日。
手術着に着替え、手術室まで歩いて行きます。
手術室には麻酔科の先生と助手の方2人くらいがいたような記憶。
まず体を丸くして背中に硬膜外麻酔(痛み止め)が入り・・・?
・・・この後の記憶はまったくなし・・・
名前を呼ばれたような気がして気がつくとすでにストレッチャーで手術室から
病室へ運ばれる途中でした。
お腹は何となくしびれているような気がするけれど、痛いという感じはしない・・・
何となくどよどよ〜〜〜んとしているうちに病室のベッドに移動され寝ていました。
両足には血栓予防のためのマッサージ機がプシュー、プシューと動いています。
体には管が3本・・・(尿の管/左右腹膜=リンパ液)と点滴
痛みよりも鼻から胃まで入っている管が気持ち悪くて・・・
眠ってるような起きてるようなよくわからない状態で朝を迎えました。
起きて歯を磨きましょうか?と言われても・・・
管が〜〜〜気持ち悪くて吐きそうなんですけど・・・
そうこうしているうちに先生が来て管を外してくれた。
ちょっと楽になった・・・
と思ったら担当看護師さん・・・
「じゃあ、nakaさんちょっとあるいてみましょう!」
出た〜〜〜!
手術翌日、しかも午前中!
でも手術後2日間くらいは背中に痛み止めの薬が入っているので結構歩けます。
早めに寝返りうったり等動いた方が手術による癒着を防ぐためにもいいと聞きます。
看護師さんが付き添ってくれたのは私の場合はじめの1回こっきりでした・・・
「じゃあ、このクマちゃんのバッグをかけて・・・」と看護師さん・・・(ーー;)
看護師さんお手製のキルティングのかわいいバッグに2つのリンパ液のパックを入れショルダーバッグに・・・
パジャマは着れなくてワンピースのようなネグリジェ姿にクマちゃん柄のキルティングバッグなので、かな〜りかわいい格好です。
「午後も歩いてくださいね、しっかり歩けてるからあとは付き添いなしでどんどん歩いていいですよ。」
キレイな顔してスパルタです・・・(ー”ー)
寝ているのも苦痛で点滴にしがみついてよろよろ歩いてました。
でもこの頃より辛かったのは3〜4日目に腸が動き出した頃でした。
流動食がはじまると、腸も動き出します。
手術によってちょっとお腹の中の自分の位置が違うじゃん?って感じなのでしょうか。
24時間ぎゅるぎゅる〜〜〜ごろごろ〜〜〜
同時に背中から入れているの痛み止めの液もなくなるので
お腹がはってくると痛い・・・夜中も1時間おきにtoiletへ・・・これが2日くらい続きました。
カラダってすごいもので1週間すると結構元気になってくるものなんですね。
術後1週間で繋がれていた点滴も3本の管も外してもらい自由の身に・・・
シャワー浴も許可してもらいました。
お腹の傷が見えなければ手術前とわからないくらいです。
でもこの後にもう1つ乗り越えないといけない事がありました。
噂に聞こえた排尿訓練です。・・・そのお話は後日。
・・・・・・・・・・・追記・・・・・・・・・・・・・・
ミームラさんの
〜がん患者のブログ・HPのリンク集〜
がん友☆全国MAP
に参加させていただきました。
お近くにこんなにたくさんの方がいらっしゃるなんて・・・ってびっくりしています。
・・・・・・・
by アッキー (2007-03-02 19:28)
ヒモを引っ張るトイレですか・・(^^;
でも、お医者様や看護師さんなどスタッフの方と医療設備が良ければまぁそこは・・・。
手術が終わっても、その後がまた大変ですね。
by (2007-03-03 09:07)
手術って、大変なのですね。
ありがたいことに、全く縁がなく、ここまで来ました。
母が石を取った時は、腹腔手術で、ここまで大変ではなかったし・・・。
そのレトロな病院のトイレはなんとかしてほしいですね。
でも、看護師さんが優しいって・・・弱っている時には、ありがたいですよね。そういう人って、天性なのでしょうね。適材適職。
自宅の寄せ植えも素敵に演出されて・・・偉いぞ。ダンナ!
nakamasaが元気になられて、ホントによかったです!
by (2007-03-03 09:44)
夕日もお花も奇麗ですね!
病気って大変だけど、そのお影で日々当たり前のようにおもっている色んな事がとても有難く幸せだって事に気づいたりするのですね。
普通にトイレに行ける事も幸せな事なんですよね。
by miumiu (2007-03-03 15:48)
ダンナさん^^えらい!!
細やかな方なんですね^^ 見習わなきゃ^^
by (2007-03-03 16:18)
読んでて痛くなってきました(^^;) 思い出しますね~・・・
nakaさん、術後まだ3ヶ月も経ってないんですよね(><)
で、化学療法中・・・。
自分と重ねると、いちばんタイヘンだった頃なんですけど・・・
体調は大丈夫でしょうか??
更新も無理なさらないでくださいね☆
そうそう、後日になっちゃうかもしれませんけど、
nakaさんのサイト、ブックマークに入れさせてください!
よろしくお願いします(^^)
by すみ (2007-03-03 21:41)
親、家族、親戚の手術や付き添いのことを思い出しました。
nakasamaさんを囲む医療チームはとっても心強いですね。
やわらかい日差しの中でチューリップが開いて・・・春。
ゆっくり静養なさってください。
by (2007-03-03 21:50)
夫婦愛っていうものを感じました。
良いダンナさんですね。(^^)
病気との闘い、つらいでしょうけど頑張ってください。
by (2007-03-03 22:38)
皆さんこんにちわ!
nice!&コメントありがとうございます。
■アッキーさん
そうなんです。都内なんです。
週1〜2回通院しないとなので電車のって行ってます。
湘南新宿ラインがあって良かった〜!
■たろうさん
トイレはね〜、大事です!こだわってほしいです!
一応ヒモでもウォシュレットは付いてるんですけど・・・(>_<)
■こぎんさん
数ヶ月前には私も無縁・・・と思ってたんですよ〜
こぎんさんは検診行きましたか〜???(^▽^;)
だんちゃんは留守中もちゃんと自炊していたようで・・・
私より繊細な仕事をする旦那でございます。(ーー;)
■miumiuさん
おっしゃる通り・・・
普通に過ごせる毎日ってなんて素敵!って感じです。
普通にトイレに行ける幸せ〜も身にしみてます。(^^;)
今はね、よく食べて飲んで出すのが仕事!って感じです。
■dennさん
そうでしょ、帰ってきたら仕事ばっかりなんですけど・・・
いない間は家事もものすごーく頑張ってたみたいです。
お鍋やフライパンまで買い替えてあったりして・・・(ーー;)
■すみさん
どうもありがとうございます。
私もメモ読んでたら痛くなってきました(^〜^;)
体調は花粉症がちょっときましたが食欲バリバリで今はかなりいい方です。
白血球値は先週2600、好中球1196でギリギリ注射なしでした。
3クール目からはお注射されるかなぁ〜って思ってます。
こちらこそすみさんに無断で読んでいるブログに入れさせていただいちゃってます。m(__)m
よろしくお願いしまーす。
by nakasama (2007-03-04 13:32)
■アカシアさん
どうもありがとうございます。
温暖化は困りものですが、お日様がぽかぽかあたたかい日はそれだけで何だかうれしいですよね(^^)
それだけで元気が出てきます。
■らんまるさん
はじめまして、ようこそ〜です。
どうもありがとうございます。
今はもうあまり病気と闘ってるって自覚はなくて、
(それってダメかしら?)
結構元気なんですよ。(^^)
by nakasama (2007-03-04 13:47)
入院は12年前、当然のように“鎖”を引っ張る式トイレが有りました^^;
そうそう、痛み止めって、風船みたいなやつですよね?!
私は生涯3度の手術で何時も早めに動か(け?)ずちょっと癒着><
悲壮に闘うよりあっけらかんとする方が良いらしいですよ〜^o^
もっぱら自然治癒力や免疫力は、日々笑える楽しい生活から^^
私の入院時、2(特に1)名の看護師の方が問題でしたね><
by モモパパ (2007-03-06 23:24)
■モモパパさん
そうです、風船入りのやつ(^^)
先輩〜3回ですか?腸閉塞は大丈夫でしたか?(冬場はなる方が多いですね)
いたいいたいとぐずっていたら、ちゃんと動いてる証拠の有り難〜い痛みよ!って言われました。
やっぱり引っ張るトイレでしたか(^〜^;)術後しばらくはトイレがお友達ですから、トイレは心地よくして欲しいと思うんですよねぇ〜
by nakasama (2007-03-08 20:57)
ハイ、腸閉塞には成りませんでした!!
2歳で腸重積で助かる確率、五分五分でした^^;
これはさすがに大人になってからも時々痛みます><
2度目は(軽い軽い〜^^)両側のそけいヘルニア^^
これは次の日から
3度目は腹部に斜めの20cmの大切腹です^^
風船のお薬で3日間はうとうとしてたので余計に癒着T_T
これは、縫合糸膿瘍にもなって数年苦しみ、未だに結構痛いですね><
それと、もう一回あった^^
4度目は右手首の腱鞘炎だったので癒着は関係なし^^
by モモパパ (2007-03-10 00:05)
モモパパさん
え〜ん(T_T)なんと2歳で?
ちっちゃいモモパパ痛かったよねー(´Д⊂よく頑張りました。
その3度目の傷の長さは私と同じくらいです。(^^;)
病院で会う‘がん友’の中にも術後モモパパさん同様2〜3回
切って辛い思いしている人も数人おります。
(理由は様々ですが)
腸閉塞をくり返して入院してくる人もたくさんいます。
食べる事、排泄することって生きてるってっ感じですね〜
なんてしみじみと・・・下ネタ話はまた今度書きますね。
by nakasama (2007-03-19 09:33)